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ゆとりの生きた記録

今の夢はバイクでアメリカ横断すること

現在、会社で無能社員としてのたうち回っている自分の夢はずばり、バイクでアメリカ横断である。

 

元々自分は小学生ぐらいの時から、飛行機乗って観光地回ってホテル泊まってといった一般的な旅行ではなく、もっと泥臭い旅がしたいと思っていたのだが、この夢は5年ほど前の自動車学校の頃までさかのぼる。当時自分は大学生で普通免許の取得のため自動車学校に通っていたのだが、普通自動車免許には原付のバイクも含められ原付の教習がある。そこで、バイクなどたいして興味なかった自分だがバイクに乗った時の風をきる感覚が自動車では味わえない良い感覚として残っていた。普通免許取得後の大学時代、バイクの免許を取ろうと資料請求などしていた時期もあったが、これ時はお金や交通面などの問題があり、断念している。しかし、そこから5年ほどたって社会人として働き能力以上の給料をもらって余裕もできたことで、6月に名古屋のバイク教習所に通うことになった。ただ、今は6回の教習が終わった段階で免許も持ってなければ当然バイクも持っていない。

 

それでも、アメリカを横断するにあたってバイクでの横断を計画しているのは、自分の力で横断したという実感や手ごたえを感じたいからである。バックパッカーのように鉄道やバスを利用するのは、これまでの自分の国内旅行の実体験より、単に自分が運ばれているだけな気がして味気がない。ならば車は?という話になるが、確かに車なら自分で運転するものであるが、何というか、車というのは自分の中で自分の力の範囲を完全に超えてる乗り物なのである。実はこんなものが当たり前のように個人で乗れるなんて凄い時代に生きてるなあなんてかなり昔の人のように感傷に浸ることも1回や2回ではない。そして、徒歩や自転車で横断というのもあまりに現実的ではない。(自転車でアメリカ横断達成した人は実際いるようだが・・・。)そんなわけで、自分の中で現実的でなおかつ自分の力でアメリカ横断したという実感が得られそうな落としどころがバイクなのである。

 

自分は今の会社では無能社員として立場を完全に確固たるものとしており、遠くない未来に、退職する日がやってくる。やってくるというか既に周りからは白い目で見られており、退職を決断しなくてはならなくなる。そこで退職後は転職活動をすることなく、休暇を取って旅の期間にあてる予定にしている。25歳の自分が職歴に空白ができるのは賢い選択ではないかもしれない。後々、大変なことになるかもしれない。それでも自分はきれいな履歴書を作るために生まれてきたのではない。今の自分には約500万円ほどの資金があり、贅沢できるほどではないが多少の無理がきく状態である。これまで無駄な買い物もいくつかするにはしたが、比較的浪費をすることがなかったことで、旅の計画が立てられた。自分の倹約気質には感謝するばかりである。

 

また、アメリカを選んだ選択ははっきり言ってあまり意味はない。自分はアメリカの文化に特別興味があるわけではないし、サッカー好きなのでベースボールやバスケットボールなどのアメリカンスポーツもあまり見ない。選んだ理由はただ一つでアメリカの公用語が英語だからである。自分は将来もっと他の国にも行きたいとも思っており(アジアや南米)、そのための語学勉強としてまずは先進国で途上国などよりはハードルが比較的低いところを選んだ。バイクでアメリカ横断というこの夢がどうなるかわからないが行けるところまで行ってみようと思う。