zinef

ゆとりの生きた記録

将棋を始めた男

 

最近、自分の中で将棋がマイブームになっている。

 

以前の自分はポケモンが趣味でsm、usumでレート対戦に潜るガチ勢であった。ただ、レート帯は1600-1700程度なので強くはない。しかし、そんなポケモンも11月に剣盾が発売されたことで、自分にとってはもはや過去のコンテンツになってしまった。平たく言えば、アローラでのサービスが終了したことでやる気がなくなった。これはポケモンだけの話ではなく、ソーシャルゲーム全般に言えることだが、ゲームの場を誰かが提供することで成り立っているゲームというのは往々にしてサービス終了という終わりがつきまとう。

 

まあ、ポケモン自体は、運ゲーでしかないことに嫌気がさして興味を失いかけていたので、ある意味では踏ん切りをつけてくれたとも言える。自分がポケモンをやめなかったのは惰性というか、ポケモンにかけた時間がなかったことになるのが怖くて、本心ではやめたいと思っていても、やめれなかったというのが本当のところだからだ。

 

良かれ悪かれポケモンはやめた。そこで、代わりとなる趣味を探した時に将棋に出会った。

 

自分が将棋に対して魅力を感じた一番の部分は、将棋にはサービス終了がつきまとわないこと。将棋というゲームの性質上、ルールが変わることはないし、一生楽しむことができるゲームである。もちろん、運営側がサービスを提供することで成り立っている将棋クラブ24や将棋ウォーズなどのネット将棋はいつか終わりがやって来るだろうが、それでも、そこで得られた経験や体験が決して無駄にはならないという安心感がそこにはある。

 

しかし、将棋というのは本当に天井知らずの世界だと思う。ポケモンでも、レート2000付近の高レート帯で、自分では関わることを許されない戦いがあり、上には上がいるという悲壮感みたいなのを感じていたが、おそらく競争という点で言えば、将棋の比ではないだろう。ポケモンというコンテンツに萎えたのはその悲壮感が一つの原因であり、将棋も今は時期的にやった分だけ強くなるのを実感できる、楽しい時期であるが、このまま続けていけばポケモン以上の悲壮感を味わうことになるだろう。そうなった時に、将棋を続けるかどうかはその時の気分次第であろう。